新潟食材で再現するイタリアの味
osteriaBACCO
新潟市/イタリア料理
本場イタリアの〝魂〟に触れ
魅了され、磨かれた日々
東京の料理店で修業していた三善将則が、本場イタリアへと渡ったのは29歳の時。イタリア人と寝食を共にし、料理を作り、休日を過ごした3年は、「人々の魂、郷土への愛に触れた機会だった」と振り返る。
楽観的で陽気な気質のイタリア人は、人生を楽しみ尽くすことに大きな喜びを得る。食事を通して家族や仲間たちと心をつなげる、”食卓を囲むこと”にも重きを置く。その中心に、昔ながらのレシピを守って作る、家庭料理や伝統料理がある。
あるとき三善は、シチリア島の露店で頬張ったカンノーロに衝撃を受けた。「リコッタチーズと砂糖だけのシンプルな味わいのそれは、日本で食べたものとは比べ物にならないほど美味しかった」。イタリアという国、歴史や風土に育まれた人々の、バックボーンを顕わに感じたシーンのひとつだった。
「生産者の視点」も持ち、独創性を高める
三善は今、新潟県産の食材を活かし、手作りにこだわったイタリアレストランを開業している。越乃黄金豚、蒲原牛、自然栽培を行う篤農家から仕入れる野菜の数々、漁師から届く獲れたての魚など、信頼のおける生産者とタッグを組み、他にない味わいを追求する。
「近年、食の現場の意識は驚くほど高くなり、魅力的な素材が豊富。まさに新潟は食の宝庫です。」
そう言う三善自身も2017年から、佐渡産の黒豚を原料に生ハムづくりを始めている。教えを請うたのは、イタリアが誇る最高級生ハム「クラテッロ・ディ・ジベッロ」のトップクラスの生産者。三善は再びイタリアへ飛び、その目で職人のスパイスの当て方、熟成の様子を見、技術を持ち帰った。未だ試行の連続だが、「味は安定してきた」と自信を覗かせる。
三善の店は十二分に人気を集め、高名なグルメガイドで星も獲得している。しかし、目指すところは、まだ先。2020年には狩猟免許を取得、新たな学びにも挑む。
「人とは違う、自分にしかできないこととは何か?それを確立したいと思っています」
シェフ三善 将則
1976年、新潟市生まれ。2005年に渡伊、ウンブリア州トレジャーノ、エミリアロマーニャ州ボローニャの1つ星レストランで約3年、研鑚を積む。2011年、新潟市中央区にosteriaBACCO(オステリア・バッコ)をオープン。新潟のシェフチーム「ll Laboratorio Di Cucina Niigata」メンバーでもある。イチゼンではイタリアのポピュラーな一品を、「特別な日仕様」として高級食材を用い提供する。
1976年、新潟市生まれ。2005年に渡伊、ウンブリア州トレジャーノ、エミリアロマーニャ州ボローニャの1つ星レストランで約3年、研鑚を積む。2011年、新潟市中央区にosteriaBACCO(オステリア・バッコ)をオープン。新潟のシェフチーム「ll Laboratorio Di Cucina Niigata」メンバーでもある。イチゼンではイタリアのポピュラーな一品を、「特別な日仕様」として高級食材を用い提供する。
osteriaBACCOの商品
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カンノーリ
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2,600円(税込)