牛ヒレ塊肉の焼き方　下準備

肉の旨味を閉じ込め、絶妙のレア状態を目指しましょう。成功のカギは1つ。それは焼き方です。
肉を焼くというよりも、ゆっくりと肉の中に熱をためるイメージです。光山英明氏曰く、塊肉はイマジネーションで焼け！

（１）塊肉を常温に戻し、片面に塩ふたつまみを目安に、両面に塩をふります。
（２）こしょうをふります。（塩と同じく肉の両面に）

１度目の焼き

（３）フライパンに、オリーブオイルかバターを熱します。火は強火がベスト。
（４）すぐに塊肉を入れます。
（５）そのまま強火で焼き色をつけていきます。
（一面ずつお肉の美味しさを中に閉じこめるイメージで焼いていき、全面にしっかりと焼き色をつけます）

全面に焼き色をつけてコロコロ焼く

（６）フライパンの火を中火にして、さらに、お肉をコロコロコロコロ回して、全体的にぷっくらとしてくるまでコロコロしつづけます。
（７）コロコロ「焼く」→「触って確かめる」の工程を繰り返しましょう。
（所要時間１０分程度、火の強さによってかわります。時間よりお肉の硬さで判断を）

牛ヒレ塊肉の焼き方　寝かせ１回目

（８）お肉の硬さが母指球を中指で触った時と同じ硬さになったら、広げたアルミホイルに塊肉をのせて包み、余熱でお肉に火を入れます。保温時間は15分。（フライパンは洗わずにおいておく）
（９）お肉を寝かせると、先ほどの母指球を中指で触った硬さからすこし柔らかくなっています。

２度目の焼きと寝かせ

（10）２度目の焼きで一気に仕上げていきます。再び中火にしてさきほどのフライパンを熱し、塊肉を常にコロコロと転がしながら5分程、焦げないよう全面に火を入れます。
（11）再び母指球を中指で触った硬さになったら完成間近。お肉をフライパンから取り出して２度目も同じようにアルミホイルに包み寝かせます。保温時間5分。
（12）アルミホイルから取り出し、カットして出来上がりです。断面が赤く艶っぽく、肉の角も立っていて周りはカリッとしていたら成功です（端っこを切ってみて、もう少し火の入ったミディアムがお好みであれば再度アルミホイルで包み、もう少し熱を入れてみてください）。