こんにちは!にいがたクリップ編集部です!
今回は『新潟のお米』についてお話ししたいと思います!
「新潟のお米」と聞いて、みなさんがパッと思い浮かぶのは『コシヒカリ』ではないでしょうか?
そう、『コシヒカリ』は、新潟の自慢のお米なんです!
新潟米は全国でも有名ですが、実はコシヒカリ以外にも美味しく人気のブランド米がたくさんあることをご存知ですか?
では、なぜ新潟のお米は美味しいのでしょうか?
「土地柄の影響?」
それとも
「お水が美味しいから?」
「新潟米が美味しい」と言われるその理由について、今回は詳しくお伝えしたいと思います♪
理由1. 地理的な自然条件
昭新潟県は、お米の作付け、収穫量共に全国一位の日本一の米どころです。それは、新潟県が肥沃な土、気候、そして豊富な雪解け水という美味しいお米づくりの3つの条件が揃った日本一美味しいお米づくりに適した場所だからとも言えます!
土壌
日本一長い信濃川と、阿賀野川が上流から運んだ肥よくな粘土質の土壌は、肥料に頼りすぎずともお米が育ちます。そんな土壌で育ったお米の味に影響のあるアミロースやタンパク質が少ないことが分かっています!
気候
お米が実る時期の気温が高すぎるとお米は白く濁り、低すぎるとご飯にしたときにパサついた食感になってしまいます。新潟はお米が実る時期の気温がお米にちょうどいいんです!また、実りの時期の新潟は、昼夜の寒暖差が大きく、そして日照時間が長いため、稲のデンプンがたっぷりたまってくれるのです!
雪解け水
豪雪地としても知られる新潟は冬に多くの雪が降ります。春から夏にかけてゆっくりと溶けだした雪は、山林の落ち葉が作りあげた腐葉土の養分をたくさん含んで川となり平野部に豊富な水を運び水田を潤します。
理由2. 作り手の工夫
今よりもさらにおいしい新潟米をつくるよう日々努力する新潟の農業者たち。苗の育成・田植え・施肥・稲刈り・乾燥など、年間の農作業をすべて適切に、丁寧に行われるよう、徹底しています。また、環境・安全性に配慮し、農薬や化学肥料を減らした栽培に取り組むなど、お米の生産に携わる人々の情熱と誇りが、日本一の米どころを支えています。
理由3.改良の努力
「コシヒカリ」というブランド米を持つ新潟県ですが、時代に合わせて常に新しい品種を研究しています。コシヒカリの血統を受け継ぎつつ、よりリーズナブルに買えるお米「こしいぶき」。コシヒカリを超えるブランド品種を生み出そうとして開発した「新之助」など、より美味しいお米を届けたいと改良の努力を続けています!
水害に悩まされてきた新潟
新潟平野を新幹線の窓から眺めると、地平線まで続きそうな田園風景が続いています。今でこそ一大田園地帯ですが、かつては新潟は「潟」と名前につく通り、平野部は排水が悪く、あちこちに潟湖があり、洪水などの水害に悩まされてきた地域でした。戦国時代末期から、水抜きのためのさまざまな土地改良がされてきたおかげで、今の一大稲作地帯が生まれました。
明治時代は日本一の人口だった!
実は、新潟県は明治時代には人口が全国一位となった事もあるんです!
その理由は日本海の航路が物流の中心だったことと、何よりも「お米がたくさんとれたから!」だと言われています。「米作りのプロ」の数が日本一多かったからこそ、切磋琢磨しながら、美味しいお米づくりの技術を磨きあって来たのです。
日本一うまい米づくりを目指して
そんな新潟県のお米ですが、昭和の初めまでの「新潟米」は鳥ですらまたいで通るほどまずい「鳥またぎ米」と言われていました。その汚名を覆そうと、昭和37年に「日本一うまいコメづくり運動」をスタート。その切り札が「コシヒカリ」でした。しかし、コシヒカリは栽培が難く作付けを広げるには多くの苦労がありました。県を上げての栽培技術の向上を図り、昭和50年頃から新潟コシヒカリは全国の誰もが知るブランド米となったのです。
コシヒカリ以外にもたくさんのブランド米が有名な新潟米ですが、味や特徴をまとめてみます。
■ コシヒカリ
米どころ新潟を代表するトップブランド!白く艶のある炊きあがりと、食べたときの粘り、かすかな甘味と香りが特徴です。
■ こしいぶき
コシヒカリの遺伝子を引き継ぐ、新潟米の代表早生。あっさり系で柔らかく、料理を引き立ててくれるお米です。
■ 新之助
2017年秋にデビューしたブランド米。弾力のある食感を持ち、噛めば噛むほど甘みが出てきます。一粒一粒がしっかりしていて、ほぐれ感があり、冷めてもおいしさと甘みが持続するお米です。
■ 葉月みのり
葉月みのりは新潟県で一番早く、8月下旬に出荷されるお米です。コシヒカリとこしいぶきの食味を受け継ぎ、粒が大きく甘みの強さが特徴です。
■ ちほみのり
みずみずしく少し硬めのあっさり系。粒がやや大きく、ひかえめな風味。チャーハンや丼ものなどのメニューに向いています。
■ ゆきん子舞
粘りすぎず、あっさりとした味わい。適度な歯ごたえと、ほのかな甘みで、料理をより引き立ててくれます。
■ つきあかり
ツヤがあり、うま味にも優れたお米。粒が大きく、ほどよいもっちり感があります。
■ ミルキークイーン
低アミロース性のため米粒がうっすらミルク状に白いのが特徴。コシヒカリより柔らかく粘りが強いお米です。
■ あきだわら
あっさりとした食感で、甘みも感じられるバランスの良いお米です。
■ あきあかね
ほどよい粘りと甘みがあり、食べやすく飽きのこないお米です。時間がたってもおいしさが持続します。
■ みずほの輝き
「冷めても美味しい」が特徴!粒が大きくツヤがあり、冷めてももっちり感が持続するあっさり系のおいしさです。
割烹渡辺「すだちかおる鮭ほぐし漬」
創意工夫を凝らした日本料理が楽しめる割烹渡辺の「鮭ほぐし漬」。八海山(南魚沼市)からの一番水を用い、低水温で時間をかけて育てたニジマス「八海山サーモン」を使用。新潟のお米と同じ雪解け水で育った鮭との相性は間違いなしです!
八海山(南魚沼市)からの一番水を用い、低水温で時間をかけて育てた八海山サーモンを使用。ごはんの御供に、酒の肴に、またお酒を楽しんだ後の締めのお茶漬けに。
いろいろな食べ方をお楽しみいただけます。
割烹渡辺「かぼすかおる烏賊雲丹塩麹漬」
村上市産の海水塩と米麹を使用した、優しい味付けの塩麹漬け。酸味と香り付けのかぼすが効いているので、一般的な塩辛とは異なる味わいです。薄めにした大根のスライスを添えれば、おかずとしても美味しくいただけます。
割烹渡辺「ゆずかおる鯛胡麻和え」
新鮮な鯛に練りごまとすりごまを合わせて胡麻和えにした、鯛胡麻和え。お茶や出汁をかけてお茶漬けすれば、ワンランク上の味わいになります。トッピングには三つ葉とわさびがお勧めですよ。
今回は、「新潟米が美味しい」と言われるその理由について、詳しくご紹介しました。
新潟に来られた方が驚くのは普通の食堂で出されるご飯の美味しさ!逆に新潟出身者も県外に出て初めて新潟のお米のレベルの高さに気づいたなんてこともよく聞きます。
美味しいお米は、他のおかずの美味しさも引き立ててくれます!ぜひ、新潟のお米を味わってみてください♪