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健康志向女性必見!梅雨時期の体調管理に効く食べ物

こんにちは!
にいがたクリップ編集部です。

梅の実がなる6月から7月中旬にわたって雨が続く「梅雨」。
じめじめが続き、洗濯物も乾かないなど、あまり良いイメージのある季節ではありませんね。

今回はそんな梅雨時期の体調管理にもおすすめできる食べ物をご紹介します。

梅雨時期の体調不良と食事の関連

なぜ梅雨時期は体調が崩れやすいの?

じつは、梅雨時期は体調を崩してしまう人が多いんです。
その理由は大きく3つあると言われています。

一つは寒暖の差です。
梅雨寒(つゆざむ)と呼ばれる寒い日もあれば、久しぶりに太陽が顔を出したと思えばさんさんと陽が差す真夏日であったりと、寒暖差が大きいのがこの時期の特徴です。
また、日中は暑かったとしても、夜になると思った以上に気温が下がり、寝冷えで夏風邪をひいてしまうなんてこともよく聞きますよね。
梅雨時期はそんな気温の変化に、自律神経がついていけず、体調を崩してしまう人が多いんです。

二つ目は、むしむしする湿気です。
湿度が高いと、ひとは上手に汗をかくことができなくなるのだとか。汗が出ないと、身体にたまった熱を逃がすことができませんし、余計な水分や老廃物が溜まってしまいます。熱が体力を奪い、だるさや、身体のむくみ、頭痛、肩こりなどの原因にもなっているそうです。
更に、高い湿度は、カビやダニにとっては繁殖の好条件。カビやダニが増えると、鼻水やくしゃみといったアレルギー症状や、皮膚の発疹などを引き起こしやすくなります。

三つ目は低気圧。
曇や雨の日は気圧が低めのため、梅雨時期は気圧の影響を受けやすい人にとっては辛い時期でもあります。
気圧が低いと、血管が広がりがちです。広がった血管は交感神経の働きで収縮させるのですが、低気圧に弱い方はこれがうまくいきません。血管が拡張することで、神経が圧迫され炎症をおこし頭痛がおこります。また、自律神経が乱れることでだるさやめまいといった不調が引き起こされます。

食事が体調に及ぼす影響とは

身体とこころの健康を保つためには、適度な「運動」、バランスの取れた「栄養・食生活」、そして「休養」の3つが3大要素と言われています。

どれも大切な要素ですが、食には「医食同源(いしょくどうげん)」という言葉があります。これは、「日常の食べ物と、薬になるものは同じ」という古くから中国に伝わる漢方の考え方です。
毎日の良い食事が健康を保つということは、裏を返せば不規則な食生活は毒にもなるとも言えます。

梅雨時期の体調管理で重要な食事の役割

体調が崩れやすい梅雨時期では、食事を中心に体調管理をしましょう。

栄養バランスに配慮するのはもちろんですが、身体に負担をかけない食事を心がけたいですね。
特に梅雨時期は、胃腸が弱りがちです。不規則な食事や、揚げ物や脂質の多い食材、過度なアルコールの摂取など消化に負担のかかる食べものはなるべく避けましょう。
現代の普通の食事は、食習慣の変化によって高たんぱく・高脂肪になりがちです。じつは、そうした欧米的な食生活は、日本人の消化酵素や腸内細菌といった体質とはズレがあるそうです。そのため、消化のために過度な体力を使っているのが日常と言われています。
心身が元気なときであれば問題ないですが、梅雨時期など疲れがたまりやすい時にも高たんぱく・高脂肪の食事を続けていると、さらに疲れやすい身体になってしまうようです。

つまり、「最近疲れているから栄養のあるものを…」と思って力の付きそうな豪華な食事を食べようとするのは、実は逆効果だったんですね!
疲れ気味のときほど、日本人の体質にあった消化に良い身体にやさしい食材を選んで食べるようにしましょう。

梅雨時期におすすめの食事

梅雨時期に最適!おすすめの食材リスト

梅雨の名前にある「梅」はこの時期の強い味方です。
梅雨時期にだるさや疲れを感じている方は、胃腸などの消化器が弱っている可能性が高いです。しっかり栄養をとりたいけれど食が進まない…。そんなときには、消化の働きを助ける酸味のある食材がおすすめです。
梅は、唾液を3倍分泌させる効果がある食材です。唾液は消化を助けてくれますし、唾液が出ると食欲も増します。梅干しや、梅風味の食材などを食事のお供にすると良いですよ。

トマト、きゅうりといった夏野菜

梅雨時期のだるさの原因のひとつに、湿度が高く、汗をかきにくいため身体に熱が溜まってしまっていることがあります。そんな体内の熱を下げるのに、トマトやきゅうり、なすといった夏野菜がおすすめです。
これらの野菜は水分をたくさん含んでいるのとともに、カリウムを多く含んでいます。カリウムは利尿作用があり、身体の塩分を排出し、その際に熱も放出してくれます。身体に熱がこもっているようなむしむしした日には夏野菜を食べることで体温を下げることができます。
ただし、夏野菜のように身体を冷やす食材は、食べすぎると身体が冷えすぎて体調を崩す危険性もあるのでよく注意しましょう!

大豆やいんげん豆、緑豆、黒豆といった豆類は胃腸が弱っている梅雨時期に頼もしい食材です。利尿作用もあり身体に溜まった余計な水分を排出してくれ、むくみをとってくれたりもします。
また、消化もよく、胃に負担をかけずに必要な栄養を接種することもできます。煮物にしたり、ご飯と一緒に炊いたり、サラダに混ぜたり…。豆料理はあまり馴染みのない方でも、缶詰やパックで水煮や蒸し豆を買って来れば、そのままパッと使えるのでとても便利ですよ。

スパイス

だるさを感じ、なかなか食欲がわかない梅雨時期は、香辛料や香味野菜といったスパイスをうまく使いましょう。さまざまなスパイスは食欲増進、冷え解消、消化促進にリラックス効果まで期待ができ、スパイスの本場インドでは「食べる薬」とも言われる程です。香辛料にはシナモン・黒胡椒・山椒・唐辛子などが、香味野菜と言われるものには、パクチーやシソ、ネギ、にんにく、生姜といったものがあります。
日本よりもじめじめしていて暑い東南アジアでは料理にたくさんのスパイスが使われるのも、暑さや湿気に効く食材だから。梅雨だけでなく、暑い日が続く夏にも私たちも食事に上手に取り入れていきたいですね!

避けたい食べもの

逆に避けたい食材は「胃腸を弱らせる食材」です。
例えば、胃腸を冷やして消化機能を低下させてしまうアイスやビール、お刺し身といった「冷たいもの・生もの」。そして、肉類や揚げ物、スナック菓子、甘いお菓子などそもそも消化吸収されにくい「甘いもの・脂っこいもの」も避けたいところです。

おすすめ食材を使ったレシピの紹介

1.胃腸に優しい梅雨対策レシピ「雑穀米のお粥」

【材料】
雑穀米:60g
水:500ml
塩:少々
お好みでトッピング:梅干し、刻み海苔、青ねぎなど

【作り方】
1. 雑穀米を洗って30分ほど水に浸けておく。
2. 鍋に雑穀米と水を入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にして20分ほど煮る。
3. 米が柔らかくなり、粥状になったら塩で味を調える。
4. お皿に盛り、お好みのトッピングをのせる。

雑穀米はビタミンやミネラルが豊富で、胃腸に優しい食材です。お粥にすることでさらに消化が良くなります。

2.元気をチャージ!梅雨対策レシピ「シャキシャキ彩り野菜の手作りサラダ」

【材料】
レタス:1/2個
トマト:1個
パプリカ(赤・黄):各1/2個
カリフラワー:小1/4個
ドレッシング:お好みのもの

【作り方】
1. 野菜を洗い、適切な大きさにカットする。
2. レタスは手でちぎり、トマトはくし型に、パプリカは細切りに、カリフラワーは小房に分ける。
3. すべての野菜を混ぜ合わせ、お皿に盛る。
4. ドレッシングをかけて完成。

カラフルな野菜はビタミンやミネラルが豊富で、元気をチャージしてくれます。

3.発酵食品で梅雨を乗り越える!梅雨対策レシピ「豆腐と長ネギの味噌汁」

【材料】
味噌:大さじ2
だし汁:500ml
豆腐:1/2丁
わかめ:適量
ねぎ:適量

【作り方】
1. 豆腐とねぎを適切な大きさにカットする。
2. 鍋にだし 汁を入れ、わかめと豆腐を加えて煮る。
3. 味噌を少量のだし汁で溶かし、鍋に加える。
4. ねぎを加えてさらに少し煮る。

発酵食品である味噌は、腸内環境を整える働きがあります。これにより、梅雨時期の体調不良を防ぐことができます。

体調管理のための食事のポイント

体調管理の秘訣は食事にあり!

特に梅雨時期は、寒暖差、湿度、低気圧によって体調を崩す人が多く、近年は「梅雨ダル」なんて言葉も生まれています。そんな時期こそ、食事に気を配って体調管理をしたいところです。
繰り返しになりますが食事には、「医食同源」のように日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防・治療できる、とする考え方があります。
美味しいもの、好きなものを選んで食べるのも人生の大切な楽しみのひとつではありますが、体調を崩しそうな時期には意識して「身体にやさしい食事」を摂るようにしたいですね。

食事のバランスとタイミングがキー

身体に必要な栄養素をちゃんと摂取できるようバランスの良い食事をするのはもちろんですが、それだけでは不十分です。
梅雨は体調を崩しやすい時期だからこそ、身体に負担をかけないよう生活リズムを整えることが大切。生活リズムの基本は食事をとるタイミングで決まってきます。
食べものを消化するのには思った以上に体力を使います。毎日の食事の時間がバラバラだと、消化のために内蔵が働く時間もばらばらになり、体内時計が整わず身体に負担がかかります。元気なときであれば、それでもよいでしょうが、体調を崩しやすい時期は朝・昼・夕とできれば毎日決まった時間に食事をとることが大切です。
また、食べる量にも気をつけたいですね。お腹いっぱい満腹まで食べてしまうと、消化のために使う体力がいつも以上に多くなってしまいますよ。
また、しっかり睡眠をとることも大切です。そのためには、朝食を毎日ちゃんと食べることが大事です。息を大きく吸い込むためには、まずは吐き出さなければいけないように、寝苦しい梅雨時期にもしっかり休むためには、身体をしっかりと起こすことからスタートすることが大切。そのスイッチとなるのが朝食なので、「だるいから食べない…」なんてことはなしにしましょうね。

まとめ

今回は、梅雨時期の体調管理に効く食べ物について紹介してきました。
梅雨に体調を崩しやすい原因を理解した上で、自分に合わせた食事で体調管理をしてみてくださいね!
みなさんが元気に夏を迎えられることを願っています!

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