こんにちは!にいがたクリップ編集部です。
普段なんとなく食べている蕎麦ですが、実はあなたが食べるその蕎麦、体にとって嬉しいことがいっぱい!って知っていましたか??
今回は気になる蕎麦の栄養、効果効能についてお話したいと思います!
血圧が気になる方や、ダイエット、便秘、肌への効果などを、知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね!
昔から食べると健康になるといわれている、蕎麦。
特に作物が少ない山間部では、不足している栄養を補えると蕎麦の栽培が盛んに行われてきました。そんな古くから人々に親しまれてきた蕎麦には
・タンパク質
・ビタミンB群
・ポリフェノールの一種であるルチン
など、数多くの成分が含まれています。そこでまずは、蕎麦を食べることで期待できる効果や効能をみていきたいと思います!
蕎麦には高血圧の予防が期待されています。その有効な栄養素が、毛細血管を強化する作用があるルチン。血管の弾力性を高め、血液の流れを良くすることで、血圧が急激に上がることを抑止します。
また、ルチンはポリフェノールの一種でもあります。ポリフェノールは抗酸化物質で、私たちの身体に過剰な酸化が生まれると、細胞が傷つき、動脈硬化が起きやすくなるといわれています。そして、動脈硬化をそのままにしておくと、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞につながることも。こうした事態を事前に防いでくれるのが、蕎麦に含まれるルチンなのです!
肝臓に中性脂肪が溜まってしまった状態を指す、脂肪肝。アルコールが原因と思われることが多い病ですが、実はアルコール性脂肪肝と、非アルコール性脂肪肝と両方があります。こうした脂肪肝を事前に予防してくれるのが、ビタミンの働きを助ける補助的な役割を果たす、コリン。脂質の代謝やコレステロール値の抑制効果、記憶力の低下やアルツハイマー型認知症への効果も期待されている成分です。
日々の仕事や生活に疲れると、食欲がなくなったり、イライラしたり、動きたくなくなったりと思うように体を動かせなくなることも多いですよね。
そんなときに必要なのが、ビタミンB1・B2です。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える役割を、ビタミンB2は脂質をエネルギーに変える役割を果たします。そんなビタミンB1・B2をたくさん含んでいるのが、蕎麦。その数はなんと米や小麦の2〜3倍なんです!夏に冷たい蕎麦を食べたいと思う理由が分かりますよね。
先ほど、蕎麦にはポリフェノールの一種ルチンが含まれているとお伝えしましたが、実はこのルチン、アンチエイジングにも効果的なんです! 老化を原因とされる活性酸素や身体のサビを取り除く効果があるだけでなく、コラーゲンを生成するのに必要なビタミンCを助ける効果もあるのだとか。つまり、美肌や美髪につながるということ。蕎麦は「年齢を気にせず、美しくありたい」と願う私たちの強い味方なのかもしれませんね。
身体の中にある老廃物を排出する、デトックス。老廃物を出すことで、肌荒れを防ぐ、肩こり、むくみを防ぐといった効果が期待されています。デトックスをするときによく指摘されるのが、オクラや長芋、海藻などの食物繊維を多く含む野菜類を意識して摂ること。こうした野菜を健康や美容に効果が期待される蕎麦とセットにしてみるのはどうでしょうか?オクラ納豆蕎麦にしたり、海藻入りの蕎麦にしたりしても、美味しく食べられそうですよね。
低カロリーで腹持ちの良い蕎麦はダイエットをする人にとって強い味方。蕎麦は食物繊維とビタミンB1・B2が豊富なので、健康にも美容にも良い食べ物なんです。さらに蕎麦粉の割合が高い十割蕎麦や二八蕎麦を食べるともっと効果的!蕎麦でダイエットもしやすくなりそうですね。
飲んだ翌日に起きると頭が痛い、気持ち悪い、なんかだるい。そんな二日酔いの状態になったことがある人も少なくないのではないでしょうか。アルコールを分解するには、タンパク質が必要です。蕎麦には穀類の中でもトップクラスのタンパク質が含まれており、二日酔いの原因とされるアセトアルデヒドやアルコールの分解を助けるパントテン酸やナイアシンなどの成分も入っています。しかも、消化を助けるアミラーゼやリパーゼなどの酵素も含まれているので、二日酔いにはもってこいの食材なんですよ。
食物繊維の多い蕎麦は、便秘気味の人にもぴったりの食材です。先ほどお伝えしたように蕎麦には米や小麦と比べて2〜3倍の食物繊維があります。しかも、水に溶けにくい不溶性食物繊維なので、腸の中で食物繊維が水分を吸って膨張。かさを増やしながら、便と一緒に外に出ていくことになるのです。
蕎麦には、LPSと呼ばれる免疫細胞の働きを助ける成分があります。身体の中にウイルスや細菌が入ってきたときに免疫細胞が退治してくれるのですが、不規則な生活を続けていると免疫細胞の働きが弱くなり、病気にかかってしまいます。そんなときにLPSは免疫細胞の働きを活性化してくれるので、ウイルスや細菌を撃退してくれる効果が期待できるのです。
さまざまな効果が期待される蕎麦。では、もっと効果を高めるにはどんな食材と合わせるのが良いのでしょうか?
高血圧予防に良いといわれる蕎麦ですが、大根おろしと一緒に食べると、さらに効果が高まるといわれています。大根おろしにはルチンの働きを助けるビタミンCが豊富に含まれているので、蕎麦だけを食べるよりも血液の流れが良くなり、高血圧に効果が期待されるのです。ただし、大根おろしはすりおろすとビタミンCがどんどん減っていくので、蕎麦を食べるときは食べる直前に大根おろしをするようにしましょう。
便秘に良いとお伝えした蕎麦ですが、わかめと一緒に食べるともっと腸活に効果的。わかめには水溶性の食物繊維が含まれているので、便をやわらかくしてくれるのです。便を押し出す蕎麦の食物繊維と、便をやわらかくするわかめの食物繊維。この両方があることで、さらにスムーズに便を出せるようになるのです。
さまざまな効能を持つ、蕎麦。豊富な栄養素をまるっと、そして美味しくいただくなら蕎麦の実を使った『そばの実粥セット』はいかがでしょうか?新潟で人気の蕎麦屋「八海生そば 宮野屋」4代目の米山俊介さんが考案した、異なる味わいの3種類セットです。
新潟県南魚沼市に店舗を構える「八海生そば 宮野屋」。100年にわたり、八海山を訪れる行者や参拝者などに手打ちそばを提供し続けてきました。在来種の『そばの実』を自家製扮し、フノリ(海藻)とオヤマボクチ(山ゴボウ)をつなぎに使うことで、コシのあるそばを提供しています。
今回紹介するのは、名店の味を自宅でいただけるグルメサイト【イチゼン】オリジナルの『そばの実粥セット』。セットの出汁スープは名酒・八海山の酒粕と味噌を合わせた「酒粕」、ふきのとうと青菜、八色しいたけの具が入った「蕗の薹」、地元で採れた神楽南蛮を使った「鴨と柚子胡椒」の3種。そばの実を小鍋でことこと炊き、出汁スープは凍ったまま袋を熱湯に入れて約5~8分湯煎するだけ!心も体もほっとする一品ですよ。
今回は、高血圧や疲労回復、便秘、アンチエイジングなど健康・美容に悩んでいる人に向けて蕎麦の効能をお伝えしました。
少しでも今の身体が楽になるように、気軽に始められる「そばの実粥セット」を試してみてはいかがでしょうか。