「あか牛」ってどんな味？肉の特徴や美味しい理由

2022年8月1日

みなさん、こんにちは！

にいがたクリップ編集部です。

今回は、柔らかくジューシーな味わいが特徴の『あか牛（あかうし）』についてです。

和牛の一種で、高級店でも取り扱いの多いお肉ですが、「どんな味なの？」ということで、あか牛の特徴や人気の理由についてお伝えしたいと思います！

「赤身の多さは？」「ジューシーさは？」「サシの量は？」ということで、気になるあか牛のアレコレをお話したいと思います！

柔らかくジューシーな味わいの「あか牛」。

大きく分けて

の２種類に分けられます。現在、熊本県で多く飼育されている「くまもとあか牛」は、もともと阿蘇や矢部、球磨地方で飼われていた在来種と、スイス西部原産のシンメンタール種との交配でできた固有種。昭和19年に日本の在来種を意味する「和牛」として登録されました。

阿蘇地域の広大な草原で放牧されている「くまもとあか牛」の母牛は、毎日3〜6km歩き、40〜50kgの草を食べて生活しています。飼料は、稲ワラやトウモロコシ、麦、ビール粕等を配合したものだそうです。

あか牛は、脂肪分は控えめで、柔らかくジューシーな味わい。

お子さんからご年配の方まで幅広く食べられる牛肉です。和牛としての格付けは３〜２等級なので、脂肪含有量は12%以下となっていることが予想されます。

稀に脂肪が黄色くなっていることもありますが、これらはたくさん日光浴をしたり、ビタミン豊富な飼料を食べた証拠。健康な牛と捉えて見つけたら積極的に購入に踏み切りましょう！

脂分やコレステロールが少なく、ヘルシーな『あか牛』。

ダイエット中など、脂分やコレステロールをあまり摂取できない人にオススメの牛肉です。

また、アミノ酸の一種「タウリン」が豊富に含まれているので、心臓や肝臓の機能を高める効果や視力の回復、高血圧の予防などが期待されています。

日本の乳牛の多くは白黒のまだら模様、肉牛は黒色をしていますが、あか牛はビワが熟れたような毛色をしていることから名付けられたといわれています。

和牛の品種は、

の４種類。

他にも品種はありますが、この４種以外は「和牛」とは表示されません。

これら４種類のなかでも、全体の90％近くを占めているのが、黒毛和種。黒毛和牛といったほうがなじみがあるかもしれませんね。

他３種類も含めて特徴や有名な銘柄牛を表にまとめてみました！

スーパーマーケットに行くと、「輸入牛」「国産牛」「和牛」と３種類の分けられ方をしています。一見、国産牛と和牛は同じ意味を示すように思えますが、実は異なる意味を表しているんです。

区分け	説明
輸入牛	外国で加工し、輸入した牛肉
国産牛	日本で飼育し、加工された牛
和牛	日本の在来種から作られた牛のこと。外国で育てられた牛を示すこともある