お中元は通販で!メリットと気をつけるべきマナー
2023年6月8日
こんにちは!
にいがたクリップ編集部です。
今年もお中元の時期が近づいてきました。お中元はどこで、何を買ったらいいか迷うことも多いですよね。
昨今では店頭ではなく、通販で購入、贈るという方も多いようですが、お中元に通販は失礼では?と思う方も少なからずいるようです。
そこで今回は、お中元に通販を利用するメリットと、注意点・気をつけるべきマナーについてご紹介します。
目次
通販でお中元を贈るのは失礼?
「中元」は、旧暦の7月15日のことです。もともとは道教の祭りの日でしたが、仏教の教えと混ざり、今のお盆のような先祖崇拝の行事になりました。江戸時代になると、お盆の礼として親類やお世話になった人に贈り物を贈る習慣に発展したそうです。
そんなお中元ですが、もともとは相手のお宅を訪ねて、手渡しするのが当たり前でした。
しかし、時代の変化とともにお宅へ訪問するのが難しくなり、今では配送の方が多数派です。ギフトの受け取り側としては、発送元が百貨店であろうが、通販サイトであろうが、届けてくれる配送会社は同じです。なので、「通販だから失礼」に当たることはないので安心してください。
ただし、季節になるとお中元ギフトが並ぶ百貨店やスーパーなどでは、お中元にあった商品を取り扱っていて、包装やのし紙についても店員さんに相談できるので「間違い」がない安心感があります。通販を利用する場合は、直接店員さんと相談できるわけではないので、マナー違反にならないように自分で気をつける必要がありますね。
お中元で通販を利用するメリット
1.とにかく選択肢が豊富で個性を出しやすい
お中元で通販を利用する最大のメリットと言っていいのが比較検討できる商品の量!実際のお店では売り場に展示できる商品は限られていますが、インターネット空間では陳列できる商品に上限はありません。お店ではハズレのない定番商品が並ぶことが多いですが、ネット通販では個性ある商品や、ストーリーのある商品を探すことができます。
お中元を贈る相手の好みに合わせたものを選ぶのはもちろん、贈り手のあなた自身が大好きなこだわりの品を贈るというのもいいですね。
最近ではラッピングや、メッセージカード、のし紙などのギフト対応サービスが充実したショップも増えてきたので、いい意味でお中元らしくない商品も贈れるのがネット通販の大きなメリットですね。
2.手間がかからず気軽!
いつでもどこでも商品が探せるのがネット通販のいいところ。お店に行く時間もつくらなくていいですし、昼夜問わずいつでもギフトを探すことができます。スキマ時間でも、気になる商品を見つけたらブックマークしておけば、後からゆっくり比較検討できるので忙しい人にとっては助かりますね。
また、お店で配送手続きをする際に面倒くさいのが配送伝票の記入。スマホで住所を見ながら手書きで伝票に書き写すの…、結構手間ですよね…。配送先の入力は住所録などからコピー・アンド・ペーストでささっとできるのもネット通販のいいところです。
3.商品や送料でお得な場合も!
お中元を配送しようと思うと、想像以上に送料がかさむもの。何件も送り先がある人にとっては送料の出費だけでも馬鹿になりません。ネット通販であれば「〇〇円以上で送料無料」といったサービスをしているショップも多いので、送り先が多い人ほど送料の節約ができるかもしれません。
また、同じ商品であってもショップによっては値段が違っていたりするので、最安値を探せるのもネット通販ならでは。また、お中元などのギフトを取り扱うショップでは「早割」サービスをしている場合もあるので、活用すればよりお得にギフトを贈ることができますよ。
通販を利用する際気をつけるべきマナー・注意点
1.挨拶状を送りましょう
実は、お中元は贈り物を贈ることが主役ではありません。あくまでも、日頃の感謝の気持ちを伝える機会です。手渡しする際には口頭で日頃の感謝を伝えていますが、配送ではそれができません。だからこそ通販を利用する際には挨拶状は必ずつけたいですね。
挨拶状は、商品と一緒に送る「添え状」と、商品とは別にお送りする「送り状」があります。ネット通販では「添え状」としてメッセージカードをつけるサービスもありますが、すべてのショップで対応している訳ではありません。商品と一緒に送れないのであれば、事前に「送り状」を出すのが良いでしょう。
ちなみに、より丁寧なのは「送り状」の方。目上の方にお中元を送るときは手紙やハガキで出したいものですね。送り状には、感謝を伝える文の後に、「心ばかりの品を別便にてお送りしました」といった言葉に加えて、いつくらいに届くかも記載するようにしましょう。
2.送る時期を間違えないで
お中元の時期は、実は東日本と西日本で異なります。一般的に、東日本は7月上旬〜15日まで、西日本は7月中旬〜8月15日までと言われています。ただし、東日本と西日本を細かくみていくと、地域ごとで時期が異なることがわかります。
【地域別 お中元の時期】
北海道 | 7月15日〜8月15日 |
---|---|
東北地方 | 7月1日〜7月15日 |
北陸・甲信越地方 | 7月1日〜7月15日 (場所によって、7月15日〜8月15日) |
中国・四国地方 | 7月15日〜8月15日 |
九州地方 | 8月1日〜8月15日 |
沖縄 | 年によって異なります。 |
日本各地によってこれだけ時期が異なるのも面白いですよね。なぜ時期が違うかというと、明治改暦の際に東日本では新暦を基に、西日本では旧暦を基にしたためだとか。せっかくお中元を贈るのであれば、受け手の住む地域に合わせて時期を選ぶようにしましょう。
3.目安は3000~5000円の品。ギフト対応可能なショップか見極める
贈る相手との関係性によって異なりますが、お中元の相場は3000~5000円が一般的。特にお世話になっている人には5000~10000円ほどの場合もあります。ただし、高価すぎるものも失礼に当たると言われていますので、感謝を伝えたいのであれば金額よりも、品物の選び方や、挨拶状の文面などで工夫するのが良いですね。
また、ネット通販を利用する際はギフトラッピングや、のし紙の対応をちゃんとしてくれるショップかどうかをよく確認する必要があります。近年は、包装の簡素化が進んでいますが、お中元が簡素な包装で届けられたら少しがっかりしますよね。ちゃんと贈り物として失礼のない、しっかりしたラッピングがあるか。のし紙は対応してくれるか。などショップのサービス内容についてよく確認するようにしましょう。
のし紙を掛ける際には、商品の化粧箱にのしを掛ける「内のし」と、包装の上からのし紙を掛ける「外のし」の2種類があります。配送する場合は「内のし」が一般的ですので間違えないように注文しましょう。
4.配達日時は相手の予定を聞いてから
せっかくのお中元なのに、相手が長期不在にしていて受け取りができず品物が傷んでしまった…なんてトラブルは避けたいですよね。
お中元はサプライズプレゼントではありませんので、配送する場合は相手の都合をしっかりと確認した上で注文しましょう。特に冷蔵品や生ものを贈る際には、時間まで確認しておくのが良いでしょう。
親しい間柄であればLINE等で確認しても良いですが、目上の方には電話やメールなどよりフォーマルな方法で配達日を確認したいですね。さらに、事前に送付状を郵送すると、とても丁寧な人だという印象も持ってもらえるでしょう。
5.お中元を送らない方がいい場合はある?
相手が喪中の場合、年賀状を送るのは控えますが、お中元の場合はどうでしょうか?お中元はお祝い事ではなく、あくまでも相手への感謝を伝える機会なので、喪中であってもやりとりすることができます。
しかし、お中元を贈らない方が良い相手もいます。それは、政治家や公務員、公立学校、公立病院の先生など。こうした職業に就いている人は、利害関係者からお金や品物を受け取ってはならないといった決まりがあり、公職選挙法や公務員規定に抵触してしまう可能性があります。相手のことを考えて贈らないようにしましょう。
まとめ
今回は、お中元を通販で贈るメリットと、気をつけるべきマナーについて解説してきました。
もともとは直接手渡しが当たり前だったお中元も、今では配送が主流。通販でお中元を贈るのが失礼と受け取られることはないと言って良いでしょう。
百貨店のお中元ギフトは、包装紙に包まれている贈り物にブランド価値を感じる人たちもいますし、店員さんと相談しながらマナーにあった品物を選べる点での安心感もあります。実は、「縁を断ち切る」ことを想像させるハサミや包丁などの刃物や、お葬式や法事で使われる「お茶」、「手布(てぎれ)」とも呼ばれるハンカチなど、贈るのは避けたほうが良いと言われる品物もあります。店員さんと相談できれば贈らないほうが良い品物は避けられますが、ネット通販で買物をする際にはそうしたルールや、マナーは自分で勉強していく必要があるでしょう。
とはいえ、最近はお中元用にギフトセットをつくったり、お中元特集をしているネットショップも増えてきましたので、その中から選べばまず間違いはありません。それでも心配であれば、百貨店もお中元の品物をネットショップで販売しているので、それを利用するのも良いと思います。
ただ、せっかく日頃の感謝を誰かに伝える機会なのですから、相手に合わせたこだわりの贈り物をネットで選びたいですよね。感謝を伝えるためにあなたが熱意をもって選んだ品物であれば、多少マナーからはみ出ていたとしても想いは伝わるはず!
当たり障りのないお中元ではなく、あなたらしさに溢れたお中元を見つけられることを願っています。
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