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ナチュールワインとオーガニックワインはどう違う?味や製法の違い

みなさん、こんにちは!
にいがたクリップ編集部です。

新潟のお酒と言えば日本酒ですが、実は新潟はワインの産地でもあります。新潟の気候風土を活かして造られるワインは、近年新潟観光のお土産としても人気が高まっています。

さて、一口にワインと言ってもさまざまな種類がありますよね?産地や品種、製法など、とにかくこだわりだすと深い深い『沼』にハマると言われるのがワインの世界。今回は、最近よく聞く『ナチュールワイン』について解説します!皆さんはナチュールワインとオーガニックワインとの違いを知っていますか?

ナチュールワインとオーガニックワインの違いは何?どう違う?

ナチュールワインとオーガニックワインは一見同じもののように思われますが、実は異なるもの。ナチュールワインが自然派の製法にこだわる一方で、オーガニックワインはあくまで添加物を入れないなど素材のみにこだわるものを指すワインなのです。まずは2つのワインの違いについて説明していきましょう!

使用するブドウの違い

例えば、素材に関しては、ナチュールワイン、オーガニックワインともに、化学肥料や農薬などをできるだけ使わずに育てられたブドウを使います。

ナチュールワインの場合は、さらにそのブドウが人の手で収穫されたかどうかまでこだわります。

一方で、オーガニックワインは収穫方法が人の手か、機械かは問いません。

発酵方法の違い

ナチュールワインは、その土地から得られる天然酵母の働きによって自然な発酵を促しますが、オーガニックワインは醸造過程での決まりはありません。

そのため、発酵させるために培養酵母を入れたり、補糖や補酸をすることもあります。

味わいの違い

培養酵母を入れると発酵しやすく、香りや味わいもイメージ通りに出やすくなりますが、画一的な味になりやすいもの。

毎年同じクオリティの味が出やすくなりますが、その土地の個性は出にくくなってしまいます。一方で、ナチュールワインは製造方法も自然由来のものを使うため、作り手やその土地のテロワールが色濃く反映されるのです。

ナチュールワインってどんな味?クセが強いって本当?

特徴1. えぐみが少なく飲みやすい

ナチュールワインのブドウは無農薬で栽培されているため、えぐみが出にくいことが特徴。ワインを飲み慣れていない人のなかには飲みやすいと感じる人もいるかもしれませんね。

特徴2.酸味のある香り

ナチュールワインは硫黄っぽさや酸味が強いワイン。この独特な香りが苦手な人も多いことも特徴です。ただ、飲み慣れていくとこの酸味にハマる人も出てくるほど。最近は香りを抑えたワインも出てきているので飲み比べてお気に入りの一本を探してみてください。

特徴3.澱に詰め込まれた旨み

無濾過か軽いフィルターで濾過される、ナチュールワイン。瓶底には澱が溜まっていたり、色が濁っていたりすることもありますが、これはブドウの旨みが凝縮されている証拠。悪くなっているわけではないので安心して飲んでください。

なぜ人気?ナチュールワインが今注目される理由

理由1.ブドウ本来の味が生きている

先ほどもお伝えしたようにナチュールワインは、化学肥料や農薬を使わず、自然由来の醸造方法でつくられるもの。つまり、純粋にブドウの味を楽しめるワインなのです。ワイン造りは古代ローマ時代から続いてきたものの、実は当時から添加物を使っていました。むしろ、添加物を使わない製造方法は最近生まれたもの。そのため、ブドウ本来の味が楽しめるのはナチュールワインだけなのです。

理由2.生産者の想いを感じられる

ナチュールワインは、生産者が土地や環境のことを考えてつくられたもの。どんな土地でどんな環境でつくられたかで味が変わってくるワインなのです。そのため、こだわりを出しやすいのもナチュールワインの特徴。生産者のこだわりを感じやすいワインでもあるのです。

理由3.健康的にブドウの木を育てる

ナチュールワインが生まれたきっかけは、ブドウ自体の質を高める動きが活性化したこと。そもそも1960年〜80年代のフランスでは大量に化学肥料や農薬を使い、なるべく多くのブドウを育てることが優先されていました。しかし、化学肥料を使うことでブドウの根が地中深くまで張らなくなり、継続的に化学肥料を使わないと収穫できないことになりました。こうした背景から、1990年代からは有機栽培や環境に配慮した栽培が広がっていくこととなりました。

美味しいナチュールワインを楽しめる場所が急増中!

現在、健康志向の人が増えた関係で、全国でおいしいナチュールワインを楽しめる場所が増えています。新潟県内でもこうしたワインと食事を楽しめる場所が多くなっているんですよ。

カーブドッチ レストラントラヴィーニュ
【新潟市西蒲区】

広大なぶどう畑に囲まれた新潟のワイナリー「カーブドッチ」。サラサラとした砂が堆積した土壌で育てられたブドウを使って、ワインを醸造している新潟を代表するワイナリーです。このカーブドッチが運営しているのが、レストラン トラヴィー二ュ。この土地で生まれたワインと地元食材を使った料理のマリアージュをぜひお楽しみください。

delica & liquor conne
【新潟市中央区】

そのひとつが、新潟駅周辺にある「delica & liquor conne(デリカアンドリカーコネ)」。世界各国から集めた自然派ワインをグラス1杯から楽しめ、独自のフレンチ惣菜と合わせて味わうことができます。新感覚のペアリングをぜひ楽しんでください!

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カンノーリ

筒状に揚げた小麦粉の皮に、リコッタチーズベースの3種のクリーム――クレーマピスタッキオ(リコッタチーズ×ピスタチオ)、クレーマチョコラータ(リコッタチーズ×チョコレートとオレンジの皮のシロップ漬け)クレーマフルッタ(リコッタチーズ×ドライフルーツ入り)――を詰めました。おやつとしてはもちろん、甘い食後酒と共に味わっても美味しいひと品です。

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まとめ

今回は、ナチュールワインとオーガニックワインの味や製法の違いについてお伝えしました。

・ナチュールワインとオーガニックワインの違いは、ブドウの違い、発酵の違い、味わいの違いの3点
・ナチュールワインはえぐみが少なく飲みやすい、酸味のある香り、澱に含まれる旨みが特徴。
・ブドウ本来の味、生産者の想いが感じられる、健康的なワインといった理由から、近年人気が増えているワイン

新潟県内でもナチュールワインを味わえるお店が増えているので、ぜひ現地に足を運んでその味わいの違いを肌で感じてみてください。

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