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新潟の雪はいつからいつまで?雪解け時期は3月

こんにちは!にいがたクリップ編集部です。

日本海に面した新潟県は、雪がかなり降るイメージをお持ちの方も多いと思いますが、私がいる新潟市内は、全国ニュースで取り上げられる山間部に比べるとかなり雪の量は抑えめです。

今回は、そんな新潟の”雪事情”についてお話したいと思います!

地域によって雪の時期や降雪・積雪量が異なる、新潟県

新潟県は、隣接県との境を2000m級の山に囲まれていること、日本海に面していることから、 降雪量の多い地域です。しかし、新潟県といえど広し! 降雪量は地域によって大きく違いがあります。西高東低の冬型の気圧配置による北西からの季節風の影響で、 長野県境である十日町市や湯沢町、津南町、妙高市エリアや、福島県境の魚沼市、南魚沼市、阿賀町などは降雪量が特に多い地域です。一方、新潟市や柏崎市など沿岸部や佐渡地方では積雪が50cm未満と少ない地域もあります!

新潟各地の雪の時期・降雪量・気温

新潟の初雪は、新潟市中央区の気象台で観測していて、初雪の平年日は11月26日。春になって最後に降る雪、終雪の平年日は4月1日となっています。初雪が降っても多くの場合そのまま降り積もるわけではなく、11月に降ったときはそのまま溶けて12月~1月のどこかで降り積もり始めるという場合が多いです。

場所 降雪期間 最大積雪深
(R2年度)
新潟市12月下旬〜3月上旬61cm
長岡市12月上旬〜3月後半145cm
新発田市12月上旬〜3月後半130cm
十日町市11月中旬〜3月下旬288cm
上越市12月下旬〜3月上旬244cm
新潟市の雪の時期・降雪量・気温

冬の新潟県というと、日本海の荒波、曇り空というイメージが強いかもしれませんが、新潟市は平均気温が比較的高く、氷点下になる月はほとんどありません。雪も降るものの、あまり積もらない年が多く、平均最大積雪深は29㎜ほど。積雪で電車が終日止まってしまったり、道路が通行止めになってしまうことはほとんどありません。

長岡市の雪の時期と降雪量・気温

海岸部と中山間部がある、長岡市。市内でも海岸地域は積雪量が少なく、中山間地域は積雪量が多いという違いがあります。降雪量が多い月は1月で、平均降雪量は168mm。最も寒い1月の平均最低気温は -0°C、最高気温は 5°C 。本格的に雪が降り始める12月上旬から3月後半までの平均最高気温は9℃未満となります。

新発田市の雪の時期と降雪量・気温

新潟県北部の中心都市、新発田市。東部には山岳・山地部が広がり、西部には扇状を描くように平地が広がります。最も降雪量が多い月は1月で、平均降雪量は126mm。平均最低気温は-0℃で、-4℃を下回ることはほとんどありません。寒い時期が続く、12月上旬から3月後半までの平均最高気温は9℃未満です。

十日町市の雪の時期と降雪量・気温

高い山脈に囲まれる、十日町市。降雪期間は11月中旬から3月下旬までの4.4ヶ月続きます。1月に最も降雪量が多くなり、平均降雪量は458mm。全国でも有数の豪雪地帯です。地面に雪が積もっている状態が続くのは、4月中旬頃まで。気温が高くなると山などの急な斜面では雪崩が起きやすいので、山道を通るときは注意をしましょう。

上越市の雪の時期と降雪量・気温

新潟県の東側に位置する、上越市。山地と丘陵地に囲まれるように高田平野が広がっています。最も多く雪が降る1月の平均降雪量は97mm。降雪期間は12月下旬から3月上旬まで、2.6ヶ月続きます。1年で最も寒い月は1月で、平均最低気温は1℃、最高気温は5℃です。

新潟各地の雪解け時期

新潟市中心街は降ったら溶けて、降ったら溶けてを繰り返すため、多くは積もりません。ただ、長岡市、新発田市、上越市は新潟市よりも雪が残り、雪解けは3月頃、十日町市は4月まで雪が道路に残っています。

イベントやグルメで新潟の冬を楽しむ!

新潟の冬を楽しむために、各地の冬のイベントやグルメをチェックしておきましょう!

新潟の冬にオススメのイベント

1. イルミネーション 雪灯りイベント

新潟県内には89件の酒蔵があり、その数はなんと日本一!そして、日本酒生産量第3位であり、全国新冬になると、県内各地でイルミネーションや雪灯りのライトアップが行われます。中でも、新潟駅南口にあるけやき通りで行われる「NIIGATA 光のページェント」は気軽に行けると人気のスポット。道路の脇にある約200本の木に26万個の美しいイルミネーションが飾られます。また、十日町市では、「越後妻有 雪花火」という光と花火の演出を施したイベントを実施。雪原にカラフルな光源を設置し、光の花畑を演出。夜には三尺玉やミュージックスターマインが冬の夜空を彩ります。

2. 雪まつり

冬のイベントといえば、雪まつり。例年、全国有数の豪雪地・津南町では雪上で夜空にランタンを飛ばす、スカイランタン体験やスノーモービル体験、雪中宝探しなど、豪雪地ならではの雪遊びができるイベントを実施しています。また、豪雪地のひとつの小千谷市では真っ白な雪原にカラフルな熱気球が魅力的な「おぢや風船一揆」を開催。夜には花火もあがり、夜空に浮かぶ色とりどりの気球と花火は幻想的な光景です。

3. スキー・スノボ

「日本スキー発祥の地」といわれる、新潟県。雪質の良いスキー場が多く、シーズンになると県内外から多くの観光客が訪れます。南魚沼郡湯沢町にある「苗場スキー場」には、初級・中級向けのコースが全8コースあり、お子さんでも安心して練習できるスポット。また、妙高市にある赤倉温泉スキー場は、天然雪100%で近年、特に人気が高まっています。

新潟の冬にオススメのグルメ

1. 越後本ズワイ

新潟の冬の味覚といえば、越後本ズワイ。水揚げされたズワイガニの中から厳しい選別基準をクリアした高品質なズワイガニを「越後本ズワイ」と名付けて販売。身がぎっしり詰まり、脚の色つやが良いことが特徴です。

2. のどぐろ

日本海の高級魚「のどぐろ」をご存知でしょうか? たっぷりと脂がのった白身魚で、その美味しさは一度食べたらやみつきになると言われるほど。そんな寿司好きを虜にする「のどぐろ」は新潟県でも漁獲される魚。新潟市内の寿司屋でも美味しいのどぐろの寿司をいただくことができます。

3. ブリ

冷たい海で揉まれた身のしまったブリ。佐渡では11月になると寒ブリの時期になります。一番の旬は12月。日本海で荒波に揉まれ、身が締まり、脂がのって、とろけるような美味しさです。ブリを薄く切って、鰤しゃぶにしても美味しくいただけます。

新潟の冬にオススメの観光地

1. 新発田城

新発田藩主・溝口秀勝が築城した、新発田城。冬の間、表門は閉鎖されており、中に入ることはできないのですが、水堀に沿ってぐるっと巡ることができます。雪が降り積り、白銀の化粧をした新発田城はこの季節だけ。冬に新潟を訪れるなら、ぜひ行ってほしいスポットです。

2. 只見線

魚沼市の小出駅と福島県の会津若松駅を結ぶ、只見線。写真家の間では撮影対象としても有名な電車線です。冬になると一面が銀世界に覆われ、そこに現れる電車。絶景と只見線を一緒に望むことができます。また、只見線の車窓からの景色も圧巻です。水墨画のような景色が続き、自然の力強さを感じる光景です。

3. 瓢湖

白鳥の渡来地として有名な「瓢湖」。ロシアのシベリアから海を渡り、毎年10月上旬から3月下旬まで滞在しています。白鳥が瓢湖にたくさんいるのは、早朝か夕方。昼間の時間は餌を探しに出かけているので時間帯に注意しましょう。

新潟の冬を楽しむために準備しておくこと

Ⅰ. 服装

冬に新潟に行くとなると、気になるのが、服装。新潟市内に訪れるようであれば、コートにいつもより少し暖かめのインナーで十分です。しかし、スキーやスノボで行くような南魚沼市、十日町市、妙高市などに行くようであれば、ダウンジャケットやスノーブーツ、手袋は必須です。どこに行くかによって服装は選ぶようにしましょう。

Ⅱ. 車

車で移動する場合は、スタッドレスタイヤに必ず変えておきましょう。それは新潟市内でも同じです。市内は雪が積もりにくいとはいえ、積もるときもあるんです。そんなときは道路に雪が残っていたり、朝早いと凍っていたりもします。新潟に来る前にスタッドレスタイヤに替えておくようにしましょう!

この記事を読んでいる人にオススメの新潟冬グルメ

新潟加島屋 キングサーモンしゃぶしゃぶ

たっぷりと脂の乗ったキングサーモンの背、ハラスと九条ねぎや山えのきなどの野菜と、つるりとした美味しさのくずきりをセットに。食欲をそそるたれは「ぽん酢」と「ごま」の2種類をご用意し、バリエーションをお楽しみいただけます。寒い冬に新潟の老舗・新潟加島屋が販売するキングサーモンしゃぶしゃぶで、新潟気分を味わってみてはいかがでしょうか?

≫新潟加島屋「キングサーモンしゃぶしゃぶ 旬菜付き」商品ページをみる

さいごに

今回は新潟の雪事情についてお伝えしました!

豪雪のイメージがある新潟県ですが、改めてみると場所によって積雪量や降雪時期が違うことをご理解いただけたでしょうか?

雪=寒いと思ってしまいますが、この時期にしか出合えない絶景に立ち会うこともできます。ぜひ冬の新潟にも足を運んでみてください!

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